Friday, October 14, 2011
アフリカより
アフリカのどこかの国で教員をしている知人が顔本で書いていたやつの引用です。
これ以上くわしく書くと誰だかもしかしたらバレてしまうかもしれないので書けません。
以下引用
少し長いですが、面白かったので。
私の配属先の学校は寮生の高校で生徒の管理が厳しすぎる。
しかし、生徒は学校から抜け出せたとしても、周りには何もなく、30分も歩いていかないと町には辿りつかないし、悪事と言っても、たばことビールとケンカくらいしかできない。しかも、町にはビールと煙草を呑みながら、さぼっている否、見張っている勤勉な教師が町に数件しかない飲み屋に駐在しているので、そうやすやすとは買えないし、買えたとしてもすぐに見つかりおしりぺんぺんの刑が関の山である。
時折、酒を飲んでいるという通報により、生徒が生徒によって連行されるという珍妙な場面に出くわし、後始末を押し付けられることがある。今日も現場へ急行し、証拠品を押収するために、ケースの中を見ると、何本ものビールが申し訳なさ気に衣類の間に挟まれている。
さて、この生徒。様々な障害を乗り越え、町から30分もかけて瓶を鳴る音を出来るだけ小さくしながら、それらを寝室まで持ち帰り、そして隠し、辺りが静まった頃を見計らって、特に二段ベッドの上段にいる友人に見つからないように、こっそり飲み、「あぁうまい」とか「あぁ生き返る」とか言うことすら許されず、「何飲まぬ顔」でしかも友人に酔っ払っているとは思わせない絶妙なテンションが高さで酒を楽しんでいたことを考えると、アカデミー賞をあげたいくらいの気持ちになる。私なら気が狂い、ビールと間違えて尿を飲んでしまいそうなものである。
引用以上
匿名
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