おお、なんじら高貴なるストアの人々よ、なんじらは「自然にしたがって」生きんと欲するのであるか?これはまた何たる言葉の欺瞞であろう!自然なるものを考えてみよ、–––それはかくも無際限に浪費し、無際限に冷淡に、意図もなく顧慮もなく、憐憫もなく正義もなく、凄惨に荒廃してかつ不定である!その無関心が同時に力になることを考えよ。いかにしてなんじらはこの無関心にしたがって生きることがありえよう?生きる–––これこそはまさに、この自然が存在するとは別のように存在したいという意欲ではないか?
ニーチェ『善悪の彼岸』、「哲学者の偏見について」
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